今、多くのエリが、眠れずにいるんではないかと感じています。
カイ、11日入隊。
あまりに急で、やりたいことの全てを、到底できるとは思えず、理不尽だと思っていいのかも分からず、ただ「最愛ドル」の投票をして、「Rover」を聞いています。
ペンミで、あの寒い会場を温めようと、たくさん笑って盛り上げてくれていたカイ。
カイのダンスのないEXOのステージは、ベッキョンのいないボーカルラインとほとんど同じくらい、あり得ないだろうと思っています。
もちろん、メンバーによって差別するべきものではないけれども、それでも、明らかに、核となるものはあるのだと思うのですよね。
それが、ベッキョンの声であり、カイのダンスであると感じています。
軍隊にとっては、個人の抱えるいろいろな事情よりも、優先されるものがあるのでしょうね。アイドルが、2年も社会から離れるには大きな不安と葛藤があり、残していきたい様々な準備があることなど、軍隊にとっては配慮しきれないものであるのだと。そういう部分が、とても残酷で恐ろしいことに感じています。赤紙によって突然召集されていった、日本の男たちが重ねられて堪りません。
もちろん、カイが向かうのは戦地ではないし、時間が長いということは安全性が高いということでもあるけれど、今、この世界の中で、「安全」な国、この後も安定して平和であると安心できる国などあるのでしょうか。
多くの若者の才能や情熱を、鉄屑と一緒にしてしまうようなことにならないように、
本気で考えないといけないのだと思います。
ペンミで、私たちを慈しむように見つめていた、やさしい瞳が思い出されます。