いつかシウミンとグラスを

三年前、シウミンを知りました。

「ポラリス」LPが届きました。

こんばんは。沙良です。

 

帰宅したら、車庫の中に段ボール箱があって、とにかく落とさないように、仕事のカバンをひっかけて、取るものもとりあえず、家に入り、箱を開けました。

LPのジャケットに、とても素敵なチェン。CDより大きくて、厚みがあって。LP版の楽しさは、そのパッケージの良さにもあるよなと、改めて感じます。紙の質感がしっとりとしていて、それがこのチェンの横顔をさらに美しくしているという。

A面B面、どちらから聞くか迷って、B面の「My Sunshin」から聴き始めました。

 

ん?なんか、声が男っぽい。ジェンダーフリーのご時世に、「男っぽい」なんて表現はよくないと思うのですが、なんというか、ざらざらというか、ごつごつ…まではいかないけど。なんていえばよいか。携帯から聞く声は、とても澄んでいるのですが、LPから聞こえた声は、それだけじゃない、もう少し、手で触れそうな、生身の男性の声に感じました。

 

そして、面白いと思ったのは、「On the road」です。これは、断然LPの方がいい。最初の「dm dm dm」が、丸くて本当に音になっていて、その後も、声が楽器の一つになっているのが感じられます。これは、EXOのアルバムでも感じたのですが、サックスやトランペットを鳴らすみたいに、自在に自分を楽器にして、セッションを楽しんでいる感じが伝わってきます。

楽しい。本当に楽しい。みんなを見ながら、「お、そうくる?じゃあ、こういこうかな?いいねえ」なんて、ライブではいたずらっこそうに笑うチェンが見える気がします。音で会話できる、幸せな人たち。聞いているこちらも、本当に楽しいです。

レコーディングした人とは、別な人がライブで演奏するのですよね?そうしたら、アルバムとは違った編曲とか、遊びとかがあるのではないでしょうか。きっと、曲の感じも変化しているかも?ますます、楽しくなりますね。同じなのかな、違うのかな?その辺り、どうなのでしょう!

 

明日から、いよいよツアー開始。きっと、熱くて、やさしくて、エロくて(チェンですから)エネルギー一杯のステージになることでしょう。きっとみんな、帰り道は汗だくで、涙まみれで、もう一度会いたい思いを抱えきれないようにして、会場を後にするのですね。いいなあ。