初めてこの曲を聞いたのは、今年の2月。周りが雪で白く覆われていて、道路もどこがセンターラインなのかわからないような白く寒い日。でも、空は雪が止んで、水色に明るくて、とても美しい日でした。
このアルバムの1・2曲目は「Universe」で、この曲の美しさややさしさにぴったりの空だったのに、3曲目に流れてきた曲のイントロで、息が止まりました。
不穏な、独特のリズムの、美しい音の粒のようなイントロ。その後の、ベッキョンの透き通った歌声。
特に、
You shine like the stars
You light up my heart
の透明感と不安感。
始めはチェンで、次がスホ、そしてギョンスが、このパートを歌うのですね。
チェンは、哀しくて遠くて、スホは、そこにちょっとだけやさしさが混じるけど、ギョンスは突き放すように美しい。どうしてこんなに透明なんだろう。あまりに異色で、車を止める所を探して聞き入ったのを思い出します。
EXOって、なんなのですか?
こんな曲を歌う、EXOって、何なのでしょう。
このシュールな美しさ。韓国では、アイドルがこんな歌を歌うのですか?
他のグループを聞くゆとりもなく、答えを出せないままですが、これほどの美しさというのは、どこかに怖さも湛えていると思わされました。
歌詞を見ると、そこまで不穏な歌詞じゃないのに。不思議です。
ずっと聞いていると、どこかに持って行かれそうな気がして、車を発車させたのを覚えています。
EXOには、聞くタイミングを間違わないようにしないといけない曲が、あるんじゃないかと思います。彼らの説得力が、半端じゃないので、余計に。
と、思っていたら、なんとライブで歌っていました。凄い。