今より若い頃、いろいろなものを放りだしそうになった時、ずっとそばにいてくれた曲。
涙の川のながれつくところ あんたは きっと そこにいるだろう
破壊された町の傷跡やかけら あんたは 今も 忘れないだろう
一人彷徨えば 闇にもなれるだろう
月の光たよりにあるこうか
Yse I do , I’m follow the moonlight.
Yse I do , Ｉ'm waiting for the midnight sun.
道さえあれば 十分だろう
HARRYの曲は、ぶっきらぼうで、飾り気がなくて、でも置いて行かない。
綺麗な明るい曲を聞けるような自分じゃない時、スライダーズの音楽はぎりぎりのどこかを埋めてきてくれた。そういう音楽が自分の中にあることが、誇りでもある。
この曲を、青森でのJOY-POPSのライブで聴いた時、HARRYの顔が凄く優しくて、真っ直ぐ私を見て、歌ってくれていると思った。今まで聞いたどの「Midnight Sun」よりも、あったかかった。私はこの先もずっと、このライブを忘れないだろうし、この時のHARRYの顔をいつでも思い出せる。
後でTwitterやらブログやらで読んだら、この日のライブに行ったかなりの人が、同じ思いを抱いていて、ああ、やっぱり、思い違いじゃなかったんだと思った。
いい夜。いいライブだった。
