いつかシウミンとグラスを

三年前、シウミンを知りました。

アルバム③ Just as usual やさしくて

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アルバムのラストの、特にやさしいこの歌。メンバーの素顔が見えて、そのつながりや真剣さが胸にしみる。でも、私はこの歌が、少し苦手なのだ。メロディも歌い方も、とてもやさしくて、あまりにやさしいので、何かが過去になってしまうような気がして、聞くたびに、意味もなく不安になってしまう。

 

今いるこの時も、いつか過去になるから、だから、今大切なことを伝えておくね。

一番の思いを、伝えておくね。

 

なあんて、言われているように思ってしまって。あまりやさしくて美しいと、そこに儚さも感じてしまう。日本人の無常観なのか。まったく、しょうもない。と、突き放して考えたりもするのに、どうしても不安感を感じてしまう。

 

それでも、ハーモニーの絶妙さに耳を澄ますうちに、ああ、こんな声で歌えるようになったんだな、とか、こんなふうに重ねられるんだなあ、とか、その凄さと快感に、最初に感じた不安は薄れてきている。

  

みんなの瞳の美しいこと。手をふるベッキョンの指の美しさ。笑顔のかわいさ。ずっとこうして真剣に歌ってきて、何も変わらない、今までもこれからも。私にとって、不安すら感じさせる彼らのやさしさは、今が過去になっても変わらない、ごく当たり前の不変のものなんだね。